2020年9月、新型の登場で3ラインナップ体制となったApple Watchシリーズ。
「どうせなら最新のAppleWatchを使ってみたい!」
そんな方にとっての選択肢はこの2択
「Apple Watch Series6」と「Apple Watch SE」
この3つの質問に答えると答えはすぐに出てきます。
- 「常時表示ディスプレイ」は必要ですか?
- 「心電図」「血中酸素濃度」は必要ですか?
- 「アルミニウム 3色」以外のデザインは必要ですか?
どちらを選ぶべきかのその理由とともにもう少し詳しく上記の質問について解説しているのがこちらの記事。
あなたのApple Watch選びの参考にしてください。
- 新しいApple Watchの購入を検討されている方
- あなたにあったApple Watchをお探しの方
- Series6とSE、どちらにするかお悩みの方
- Series6とSEの違いなどを知りたい方 など
【比較】知っておくべき違いはここだけです!
Apple Watch Series6 とApple Watch SEの比較。
ハイエンドモデルと廉価モデルという位置付けではあるものの、その仕様やスペックは両者かなり近いものがあります。
細々とした違いはさておき、ここではまず
ここだけ抑えておけば判断材料には困らない!
そんなSeries6とSEにある「3つの違い」をお話します。
- チップ性能の違い
- 常時表示表示の有無
- センサー類(健康サポート)の違い
そして、「補足」として以下を解説します。
- (補足)デザインの違い
この「3つ+αの違い」を確認すれば、それがあなたのApple Watch選びの答えとなるはずです。
前提条件:まずは「価格差」の確認を
スペックや機能を比較する前に両者の価格の違いについても確認しておきましょう。
それぞれの最安モデル(GPSモデル)を比較してみるとその差は「13,000円」。
SE:29,800円(税別)から
S6:42,800円(税別)から
ちなみに「GPS+Cellularモデル」になると価格差は「19,000円」へと広がります。
SE:34,800円(税別)から
S6:53,800円(税別)から
この13,000円、あるいは19,000円といった価格差がこれからのお伝えする「3つの違い」で埋めうるものになるのかどうか?
その答えがあなたが選ぶべきApple Watchということです。
1)チップ性能の違い
Apple Watch Series6に搭載される「S6チップ」はApple Watch SE搭載の「S5チップ」に対し最大20パーセント高速とされています。
5と6になってくるとこう。同じ。4も似たような感じです。#AppleWatch pic.twitter.com/YDsdXfycmb
— 林檎時計@Apple Watchがある生活 (@GadgetJP2012) September 23, 2020
ですが、このように操作感については気にするほどの差は感じません。
また、Apple WatchではSeries6にのみ搭載されるウルトラワイドバンドのための「U1チップ」。
このチップがApple Watchにとって絶対的に必要なものになるのには、まだもうしばらくの時間が必要になるでしょう。
2)常時表示ディスプレイの有無
この常時表示ディスプレイの有無こそが、Apple Watch Series6 とSEにおける一番大きな違いであり、最も重要なポイントとなるものです。
常時表示ディスプレイの有無にはこれくらい大きな差を感じます。
S6:普通に「時計として」機能する
SE:一応「時計っぽいこと」もできる
常時表示ディスプレイの有無にはこれくらい大きな差を感じます。
ここはもう少しお話させてください。
Apple Watch SEなどの常時表示ディスプレイ非搭載モデルであっても、腕を動かせば即座に画面が表示、すぐに時刻を確認することができる。
この動作を意識して画面を眺める限りではストレスが溜まるほどのことはありません。
ですが、Series6やSeries5などの常時表示ディスプレイを搭載するデバイスではそもそも腕を動かす必要すらないのです。当たり前のように時刻は表示されている。
仕事中の大部分の時間はキーボードを叩くことに費やす管理人。
ふと時間が気になった時も視線をわずかに腕へと落とすだけ。タイピングの手を止める必要は一切ない。
タイピングしている手を止め、腕を上げ、画面を覗き込む。
作業の手を止めることからの一連の行為。小さなものであれ、ですが確かにストレスとして蓄積するものです。
少なくとも常時表示ディスプレイを使うようになってからは。
あるいはこんな時もそう。
対面での会話中。時間が気になっても、常時表示ディスプレイであれば視線をほんの一瞬落とすだけ。ですが、Apple Watch SEではそうも行きません。
これが先の
S6:普通に「時計として」機能する
SE:一応「時計っぽいこと」もできる
ということです。
ただし、ディスプレイを常時表示するという行為はApple Watchのバッテリーライフ(持続時間)とトレードオフとなるものです。
日中ハードなトレーニングを行う方や外回りの機会などが多い方などはこの点に考慮する必要もあるでしょう。
Apple Watch Series6なら常時表示の使用、不使用の切り替えも可能。状況に応じて使い分けるのも1つの手です。
3)センサー類(健康サポート)の違い
Apple Watchにヘルスケア、健康サポートを期待されている方にとっては搭載されているセンサー類の違いも無視できないポイントになります。
Apple Watch SEでは以下の機能はサポートされません。
Apple Watch SEではできないこと
- 心電図の記録(電気心拍センサー)
- 血中酸素濃度の計測(血中酸素ウェルネスセンサー)
「心拍数の測定&アラート(光学式心拍センサー)」については両モデルともに搭載されています。
- そもそもApple Watchにこういったものを求めていない方
- Apple Watchに期待するのは以下のような役割のみという方
- 通知の受信やメッセージなどのやり取り
- 音楽などiPhoneのコントロールや支援
- タスクやスケジュールの管理
- Apple PayやSuicaの利用
このような方にとって「心電図」や「血中酸素濃度の計測」といった機能は必ずしも必要なものではありません。
Apple Watch Series6か? それともSEか?
この場合、どちらを選択するかの判断は「常時表示ディスプレイの有無」だけで考えても良いでしょう。
あるいは
- 健康面のサポートをどの程度求めているのかで判断する
実際、Apple Watch SEでもヘルスケア、健康面のサポートは充分期待できます。
具体的には
- 睡眠の管理
- しっかりとした手洗いの習慣
- 心拍数の記録、通知
- ワークアウト、運動の習慣
- 深呼吸(瞑想)の習慣
- 転倒検出
- 騒音モニタリング など
標準の機能だけでなくサードパーティのアプリも活用すれば、Apple Watchをよりあなたの目的にあったパートナーとすることも可能。
また「血中酸素濃度の測定」については医療目的で使用できるものではありません。
もし、これらの機能が必要ならApple Watch Series6一択です。
ですが、必ずしも「健康=Apple Watch Series6」ではないということはお伝えしておくべきかと思います。
もちろん、あれば嬉しいし安心な機能であることは確かです。
補足)デザインの違い
最後にデザインの視点からApple Watch Series6とApple Watch SEの違いを確認します。
ですが、デザイン性やファッション性を重視される方も多いはず。
考慮すべきは次の3点。
- 素材
- カラー
- コラボモデル
違いを簡単にまとめたのが以下。
素材とカラー
Apple Watch SE:
アルミニウム 3色
Apple Watch Series6:
アルミニウム 5色
ステンレスチール 3色(GPS+Cellular版)
チタニウム 2色(GPS+Cellular版)
コラボモデル
Apple Watch Nilke:
SE、Series6、両方にラインナップ
Apple Watch Hermes:
Apple Watch Series6限定ラインナップ
デザインにおいても選択の幅が広いのがApple Watch Series6。(その分、価格の幅も広いけど)
【比較表】Apple Watch Series6 vs. SE
新型Apple Watch2モデルの主な仕様の違い等を比較したものをまとめています。
Series 6 | SE | |
価格 | 42,800円(税別)〜 | 29,800円(税別)〜 |
ディスプレイ | LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ | LTPO OLED Retinaディスプレイ |
サイズ | 44mm/40mm | 44mm/40mm |
材質 | アルミニウム/ステンレススチール/チタニウム | アルミニウム |
チップ | S6(64ビットデュアルコアプロセッサ)/W3(Appleワイヤレスチップ)/U1チップ | S5(64ビットデュアルコアプロセッサ)/W3(Appleワイヤレスチップ) |
ストレージ | 32GB | 32GB |
通信 | Bluetooth 5.0/Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4GHz,5GHz | Bluetooth 5.0/Wi-Fi 802.11b/g/n 2.4GHz |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
その他 | 感圧タッチの廃止 /新色追加/血中酸素濃度センサー/常時計測の高度計 |
常時計測の高度計 |
【ポイント】Apple Watchの選び方
もう一度、こちらの3つの質問を確認してください。
- 「常時表示ディスプレイ」は必要ですか?
- 「心電図」「血中酸素濃度」は必要ですか?
- 「アルミニウム 3色」以外のデザインは必要ですか?
ここに13,000円分の価値を見出すことができますか?
上記のいずれかが必要な方
Apple Watch Series6がおすすめ
いずれも必要ではない、妥協できる方
Apple Watch SEがおすすめ
必ずしも必要ではないのなら(あるいは迷うぐらいなら)、その差額で
- ケースやバンドなどのApple Watch用アクセサリー
- 充電スタンドやモバイルバッテリーなどの周辺機器
などを手にしたほうがより快適な林檎時計のある生活を過ごせるかも。
【まとめ】管理人がおすすめしたいApple Watchは?
最後にタイプ別おすすめApple Watchをご紹介して終わりにします。
はじめて、迷っている、でも、試してみたい!
特にファミリー共有やCellular版を検討されているのならApple Watch SE一択かも。
やっぱり一番良いものが欲しい!
いろいろ言いましたが・・、Series6こそが今まで最高のApple Watchであることは確かです!
難点は常に在庫があるわけではないということですね。人気のApple Watchならなおさらです。
ですが、どんな形であれ「常時表示ディスプレイをどう考えるか?」が一番のポイントになるのかなと。
常時表示ディスプレイについてはこちらの記事もどうぞ。
【雑感】Apple Watch「常時表示ディスプレイ」の本当のところ
以上、参考にしてみてください。
ありがとうございました!
その購入目的を”わかっている”のならApple Watch Series3もありかもです。
Apple Watchを手にしたらこちらのページも要チェック。
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