どうも、5K(2017)ユーザーの林檎時計な管理人(@GadgetJP2012)です。
8月5日0時、静かに、そして騒がしくも行われた27インチiMac(2020モデル)のサイレントアップデート。
おそらく先代2019モデルとの新旧スペック比較などはすでに各所で出尽くしていることでしょう。
ここでは実際に買い替えを検討するユーザーが増えてくるであろう、そして何より我が愛機でもある
「27インチiMac(5K 2017)」と「27インチiMac(2020)」を比較
をしてみることにします。
ぱっと見た限りではなかなか”強そう”なiMacです。
果たして27インチiMac(2017)ユーザーは「最後のintel iMac」とも噂される新型に買い換えるべきなのか?
ご検討に際しての参考になれば幸いです。
その理由も最後にまとめておきますね。
【2020 vs. 2017】27インチiMacの進化ポイント
まずはさっと新旧iMacのスペック比較から。
一部例外もありますが基本、2020モデル、2017モデルともにいわゆる「梅モデル」(最小構成モデル)をベースに比較しています。
iMacスペック比較(2020 vs. 2017)
ここではわかりやすさを重視。最小限の情報にとどめています。より詳細な比較を行いたい方は以下のページも参考にしてみてください。
2020 3.1GHz(梅モデル) | 2017 3.4GHz(梅モデル) | |
ディスプレイ | 27インチ(対角)Retina 5Kディスプレイ 5,120 x 2,880ピクセル、十億色対応 True Toneテクノロジー オプション:Nano-textureガラスに変更 |
27インチ(対角)Retina 5Kディスプレイ 5,120 x 2,880ピクセル、十億色対応 |
プロセッサ | 3.1GHz 6コア第10世代Intel Core i5(最大4.5GHz) | 3.4GHzクアッドコア第7世代Intel Core i5(最大3.8GHz) |
メモリ | 8GB(4GB x 2)2,666MHz DDR4、スロット x 4 op:16GB、32GB、64GB、128GBに変更可能 |
8GB(4GB x 2)2,400MHz DDR4、スロット x 4 op:16GBまたは32GBに変更可能 |
ストレージ | 256GB SSD | 1TB Fusion Drive op:2TB Fusion Drive、または256GB、512GB、1TB SSDに変更可能 |
グラフィックス | Radeon Pro 5300(4GB GDDR6メモリ搭載) | Radeon Pro 570(4GB VRAM搭載) |
ビデオのサポートとカメラ | 1080p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
その他 | Apple T2 Securityチップ Bluetooth 5.0 |
Bluetooth 4.2 |
以下、気になった点などをいくつかまとめます。
プロセッサ& グラフィックス
27インチiMac(2020)に搭載されるのは第10世代のintelプロセッサとRadeon Pro 5000シリーズです。プロセッサ、グラフィックス共に2世代分の順当な進化といえます。
まあ、普通に速いでしょう。
27インチiMac(2020)の上位モデルでは「3.6GHz 10コア第10世代Intel Core i9(最大5.0GHz)」の選択も可能です。
ディスプレイ
オプションで”あの”Apple純正ディスプレイにも採用されたNano-textureガラスへの変更が可能になりました。
こちらは最下位モデル「梅モデル」から変更可能になっています。価格はプラス5万円。
iMacを避ける理由がこの光沢ディスプレイにあった方にとっては魅力のある選択肢となるでしょう。その上、非光沢ディスプレイにあるかすみや輝きの減少も避けることができるというメリットもあります。
ここに5万円の価値を見いだせる方にはお薦めのオプションといえそうです。
メモリ
メモリが8GBスタートなのは変わらずです。
このクラスのMacには最低16GBスタートでも良いのではというのが正直なところ。ただ、ここは自分で差し替えろというありがたいお達しなのでしょう、ということで。
また、2020モデルでは「梅モデル」でも128GBのオプションが選択できるようになっています。
ストレージ
27インチiMac(2020)ではFusion Driveが廃止。ついにSSDが標準搭載になりました。
ただし、「梅モデル」についてはストレージ容量は「256G」かつ、オプションによる容量の増加には非対応となっている点は注意が必要。
512GB以上の内部ストレージを必要とする場合は最初から「竹モデル(3.3GHz)」以上のモデルを選択する必要があります。
最上位の「松モデル」では最大「8TBのSSDストレージ」が選択可能になっています。
ビデオのサポートとカメラ
FaceTimeカメラもやっと1080pへのアップデートが行われたようです。
今の御時世、ここは期待されるところではありました。
T2チップ
やっとiMacにも「Apple T2 Securityチップ」が搭載されることに。
Mac miniにすら採用されて久しいT2チップ。iMacの仲間はずれ感もついに解消されることになりそうです。
iMacにT2チップが搭載されることで以下の点が期待されます。
- 次世代セキュリティによる安全性の向上
- 各種パフォーマンスの向上
Bluetooth
Bluetoothもついに「Bluetooth 5.0」へのアップデートが果たされました。
Mac miniにすら採用されて久しいBluetooth 5.0。iMacの仲間はずれ感も(以下略)
Mac miniには思い入れが強い管理人。どうしても比較してしまいます・・。
iMac 2020モデルについて思うこと・・
ただ、どうしてもMac miniには価格重視なMacという印象がつきまといます。
そのMac miniと比べてもこのT2チップやBluetoohの対応具合。あるいは、FaceTimeカメラの後手後手な対応を見ていると・・・。
中身は順当にアップデートを続けるiMacではありますが、ハード面での更新では・・・、って感じるところもありますね。
このあたりはこれから来るである「Silicon iMac」に期待! ということなのでしょう。
新型iMac(2020)は購入すべきか?
ということで、新型iMacは購入すべきなのかどうか?
これは「インテルiMacであること」にどれだけ意味を見いだせるか次第ですね。
購入するならどのモデル? どのスペック?
まずは仮に僕が今回の新型iMacを購入するならどれを買う?という話。
ストレージ容量(256GB)さえ許容することができるのなら「梅モデル」を吊るしのままでも充分に戦えるスペックだと思っています。
「3.1GHz 6コア」(梅モデル)は吊るしで買える?
とは言え、このスペックのマシンなら正直
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB
あたりを下限にしておいて欲しかったなとも感じます。
これでお値段据え置きなら間違いなく”強い”ですよねw
まあ、どちらにせよメモリは自分でなんとかするでしょうから良いとしても、SSDの256GBというのはデスクトップマシンとしては少々勇気がいる決断になります。
さらにこの「梅モデル」。プロセッサ、グラフィックスだけでなくストレージまでもがオプションによる変更に未対応という・・・。
購入するにしても、どこかでポイントなど何かしら「良い条件」を見つけてからのほうが良いかもしれません。
コスパなら「3.3GHz」(竹モデル)一択か?
というのやつです。
実際、「梅モデル」に追加2万円ほどで
- ストレージ容量倍増(512GB)
- 3.1GHz 6コア Core i5(最大4.5GHz)⇒ 3.3GHz (最大4.8GHz)
はお値打ち感があるように。
「竹モデル」からはプロセッサの変更も可能になっています。
個人的には「竹モデル」を購入するならCTOは行わずこのままを選択するでしょう。
「最後」に備えて盛り盛りで行くなら「松モデル」
最後の「インテルiMac」を末永く使うならスペックは盛りに盛っておきたいところです。
ちなみに現実的なところ盛り込んでみたところこんな感じになりました。
変更点は以下の4点。
- Nano-textureガラス
- プロセッサ(最上位)
- グラフィクス(最上位)
- ストレージ(2TB)
これは欲しい。
新型を購入すべき理由
この27インチiMac(2020)こそが現在、手に入れることができる最高のiMacであることは間違いありません。
その上で販売価格も若干ではありますが引き下げられている点も見逃せないポイントかも。ただ、それを購入動機にしてしまうほどのものではないですが。
これからの時期、「Apple Silicon」を搭載したiMacの登場も気になってくるところはあります。
が、このクラスのマシンが必要なのなら正直、現状では「インテルMac」を選択するほうが安心感はあるのかなといった印象です。
僕としてはApple Silicon時代がやってきたあともBootCampでWindowsマシンとしてこのiMacを活かすことができること。これも「インテルMac」を選択する理由になり得ると考えています。
この点も踏まえるなら少なくともあと4,5年は充分戦えるiMacだと言えるでしょう。
- 最強にして最後(?)のインテルiMacが買えるのは今だけかも?
- BootCampでWindows機として使い続けることができる最後(?)のiMac
僕が新型に買い換えない理由
ただ、僕は今回の新型への買い替えは見送ります。
現在の僕の本命は
- オーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」
- モバイル用のApple Silicon搭載「MacBook」
そして、もちろん
- Apple Watch Series 6
も外せません。
新型「27インチiMac(2020)」に惹かれる気持ちも大きいですが、
さすがに今は「お金が足りません!」
ということで。
この年内にはまだまだAppleらしい新製品が登場してくれることでしょう。毎日が楽しみです。
今回は以上。ありがとうございました!
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